
軽井沢の別荘が売れにくいって本当なの?

父が亡くなった際に売却することも考えましたが、人気の軽井沢の別荘なら価値が下がることもないだろうし、価値が上がることもあるのではと期待してこれまで所有し続けていました。
最近テレビを観ていると、よく軽井沢の特集をしていて、軽井沢の人気が高まっていて不動産の価値も高騰しているという情報が耳に入り、今が売り時だと判断し、インターネットで良さそうな地元の不動産会社に連絡して別荘を売りに出してもらうことにしました。
しかし、高く売れるどころか買い手すら見つかっていない状況です。
不動産会社曰く、昔に比べると軽井沢の別荘が売れにくくなっているとのことですが、それは本当なのでしょうか?本当ならその理由を教えてください。

築年数も売れにくい要因の一つです
軽井沢の別荘市場においては、高価な物件がたくさんあり、それに伴い売却益も大きくなる傾向にあります。
売却価格が高い物件だと投資家たちにとっても高いリターンが期待できるため、市場での競争が激しくなりますが、売却益が相対的に少ない物件は見過ごされがちになって売れにくくなる傾向にあります。これは、軽井沢に限ったことではありません。
他にも、時代背景による別荘のニーズの変化も、売れにくい大きな要因となっています。
近年では、遠隔地に別荘を持つよりも、都内からアクセスしやすい場所を好む傾向が強まっています。軽井沢も東京からのアクセスは悪くないですが、雪国であることなども影響して、どうしても1年を通して考えると維持管理が高くなったり手間がかかったりするため、これが売却の障害になることもあるのです。
特に、新しいライフタイルに合わない古い別荘だと、若い世代に受け入れられなくて売れ残る大きな原因になります。築年数の古い別荘は、現代のニーズに合致しないことが多く、現代の建築基準に準拠していないようなケースもあります。
建築基準に違反がある場合は、法的な問題や将来のリスクが懸念されて購入希望者にとって大きな障害となります。
軽井沢の別荘は、高額な固定資産税や都市計画税などの税金がかかることも、売却しにくい一つの要因です。